2017年12月08日
供花や供物を贈るのは近親者や会社関係者、遠方に住んでいて参列できない親族、故人と特に親しかった方などです。贈る場合、祭壇の置き場所や葬儀の順序などの都合があるので、まず遺族側に問い合わせてからにします。
その際、「ご厚志はお断りします」「供花・供物は辞退します」などの返答があったら、いずれも受け取らないという意味になります。これは故人や遺族側の意向なので、へたに気を回さずその通りに従うのがマナーとなっています。
贈る場合、遅くとも通夜までには届くように手配します。供花を手配するには、葬儀社や式場、花屋などがあります。最近ではネットからの手配も増えてきています。会場の統一感や飾り方を大事にするため、葬儀会社によっては他所から購入した花は断られるケースもあります。そのため、手配する前に一度、電話で他で手配した花でも良いか、良い場合はどのような種類の花が良いかを聞いておきましょう。祭壇に飾る生花はキクやカーネーション、ユリなどの白い花が主に使われます。最近ではコチョウランなどもよく使われています。故人が好んでいた花があったらそれを入れてもらってもOKですが、とげがあるバラは避けた方が良いでしょう。大型の花輪は団体や公的な立場の方が贈る場合が多いですが、趣味のサークルや友人などでもOKです。花だけ、または香典だけという方と、花・香典の両方を贈る方がいますが、それは贈る方の弔意の表れですからどちらでもかまいません。